
2009年8月Oasisの解散は、世界中のロックファンに衝撃を与えた。Oasisファンだけでなく、Oasisをご存じであれば「また、ただの兄弟ゲンカ」と思った人も多かったのではないだろうか?しかし、ケンカはケンカでも修復不可能なほど、兄ノエルと弟リアムは分裂してしまったのである。
Oasisから脱退を公式WEBサイト上で表明したノエルは、バンドから去り解散が確定。それぞれのソロ活動に注目が集まるようになる。その中で一足先に活動したのは、弟リアムであった。元Oasisのメンバーと共にBEADYEYEを結成。1stアルバムをリリースし、世界中でツアーを行い精力的に活動している。
そして2011年7月上旬、ソロ活動開始の記者会見を開いたノエルから、ソロ・プロジェクト名が発表された。その名もNoel Gallagher’s High Flying Birds。プロジェクト名はノエル曰く「マネージャーに“High Flying Birds”って一体誰なんだって訊かれたんだ。特に固定のメンバーがいるわけじゃない。『Noel Gallagher’s High Flying Birds』は俺と、俺がいろいろやっていたときに、その時その場に一緒にいたいろんなミュージシャンのことさ。ちょっとした緩い演奏者団体みたいな感じさ。」とのこと。遂に待望のソロ・デビューアルバム『Noel Gallagher’s High Flying Birds』を2011年10月12日、日本先行発売でリリース!
この2年間、世界中が彼の新作に熱い期待を注いでいた。ノエルが、今回のアルバムのテーマを愛・希望・失望・帰属・逃避と語るだけあり、冒頭の「Everybody's On The Run」から壮大なメロディーが体中に響き渡り、美しく熱唱する彼の歌声は圧巻である。3曲目リード・シングルの「If I Had A Gun...」では、愛について綴られた楽曲であり、非常にロマンチックな仕上がり。5曲目「(I Wanna Live In A Dream In My) Record Machine」の歌詞では、きちんと韻が踏まれており、Oasisの名曲「Whatever」を連想させる。そして6曲目「AKA... What A Life!」では、流れるようなメロディーとリズムが印象的で、ピアノとギター音が鮮烈に胸を打つ。ダンスとモダンロックを融合させたような楽曲だ。
ここまで聴いただけでも、ノエルのソングライターとしての経験が色濃く凝縮されている。そして10曲目「Stop The Clocks」の優しいアコースティックギターと華麗な歌声に陶酔し、また楽曲の後半になるにつれ、じわじわと高揚感溢れるサウンドの素晴らしさに感動せずにはいられない。このアルバムで新境地を開いたノエル・ギャラガー。みんなが知っているノエルと、知らなかったノエルが存在する。バンドを去り1人で新たな道を選択した彼の熱い情熱と奇跡の作品が世界中へと羽ばたき出す。

Noel Gallagher’s High Flying Birds
『Noel Gallagher’s High Flying Birds』
2011/10/12 ON SALE (日本先行発売)
Sony Music Japan International
ディスク:1
1. Everybody's On The Run
2. Dream On
3. If I Had A Gun...
4. The Death Of You And Me
5. (I Wanna Live In A Dream In My) Record Machine
6. AKA... What A Life!
7. Soldier Boys And Jesus Freaks
8. AKA... Broken Arrow
9. (Stranded On) The Wrong Beach
10. Stop The Clocks
―日本盤ボーナストラック―
11.A Simple Game Of Genius
12.The Good Rebel
ディスク:2
1.It's Never Too Late To Be What U Might Have Been
(The Making Of Noel Gallagher's High Flying Birds)
2. The Death Of You And Me - Video
3. The Making Of 'The Death Of You And Me' Video
(成田 早那)
外部リンク
「Noel Gallagher’s High Flying Birdsレーベル公式HP」「Noel Gallagher’s High Flying Birds特設サイト」