温もりと日常を表現
韓国では広く知られている、Lucid Fall。ギターも弾けるヴォーカリスト、チョ・ユンソクの温もりある声と、フォーク、ポップス、ジャズ、ボサノヴァのエッセンスを注入したサウンドが特徴だ。韓国の音楽番組にも頻繁に出演し、ヴォーカルに専念することもあれば、ギターを弾きながら歌うこともある。高い作曲能力と、親近感のある歌詞、そして確かな表現力と演奏力で聴衆を魅了する、実力派ミュージシャンだ。
(画像はInnolife.netより)
意外とダジャレも得意
実力派ミュージシャンのイメージとは正反対の、ユーモアな人柄にも注目してほしい。音楽番組で司会者と雑談する時も、要所にダジャレを挿んでくる。司会者及び会場の聴衆は、初めは笑っているが回数を重ねるごとに失笑に変わっていく。真面目な雑談とダジャレのギャップで、クスクス笑いを誘う茶目っ気たっぷりの30代後半の男なのだ。マイクとギターで日常を表現し、トークで笑顔を提供する。共通しているのは、リラックス効果だ。
音楽を担当した映画『バス、停留場』で評価され、2011年にはアルバムを発表している。輸入盤は日本でも手に入るので、試聴して気になった際はぜひ。
(松本 良太)
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