突然の解散発表
メジャー・サード・アルバム発売の前日である2011年9月6日に、解散を発表した毛皮のマリーズ。突然の発表に、動揺を隠しきれなかったファンも多かったはず。10月8日からスタートしている最後の全国ツアーのチケットは、ほとんどがソールド・アウト。長野、新潟、高知、熊本が若干枚数残っている。ツアーの最終日となる日本武道館は、売り切れになっていた立見禁止席と2Fスタンド後方立見の2種類のチケットが10月22日に追加発売される。11月22日には新宿赤布でTHE BAWDIESとの対バンライヴも決定した。
(画像はMARIES OFFICIAL HELL SITEより)
3人が和歌山県出身
毛皮のマリーズは、ヴォーカルの志磨遼平、ベースの栗本ヒロコ、ギターの越川和磨、ドラムスの富士山富士夫の4人で結成されたバンド。骨折も恐れない激しいパフォーマンスで、ライヴ・バンドとしての実績を着実に積み重ねている最中、突然の解散発表。2003年に結成されて今年で9年目。常にフロアを意識し、そしてフロアで伝説を生み出してきたバンドの最後の雄姿は、最高に美しいはずだ。
最後のアルバムとなった『THE END』に込められた魂は、最後のツアーでむき出しのままフロアにぶつけられることは必至だ。12月5日は日本のロックの歴史にしっかりと刻み込まれるだろう。
(松本 良太)
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