
毎年夏に行われる東京と大阪を結ぶ野外フェス、サマーソニック。昨年はその10周年記念ということで、一般エントリー枠から選出された16組のアーティスト達が錚々たるメンツに交じって本番のステージに出演したのだが、その中には一際異彩を放つものがあった。
リオ・デ・ジャネイロ流儀のミクスチャーロック
サンバ打楽器類をはじめとした総勢20名以上のメンバーによるmocidade vagabunda bateria nota 1000(モシダーヂ・ヴァガブンダ・バテリア・ノタ・ミウ)がそれだ。ブラジルを代表する文化のひとつ、サンバとロック、ヒップホップ、ポップス、ファンクetc.をミクスチャーしたオリジナリティ溢れるサウンド。初めて耳にする彼らの演奏に会場の多くの聴衆は戸惑いつつも、グルーヴィーかつパワフルなパフォーマンスへと引き込まれて行った。
2007年、横浜にて結成されたサンバ小集団G.R.B.P. mocidade vagabunda(モシダーヂ・ヴァガブンダ)を母体とする彼らは現在、本拠地横浜をはじめ都内各所にて多数のイベントやライブに出演しており、その会場にはブラジル音楽ファンのみならずロックファンの姿も多く見受けられる。
またブラジル音楽関係者に留まらずポピュラー音楽関係者からも高く評価され、今年の4月7日には念願のCDも全国リリースされる予定だ。
そのCD発売に先立ち、着うたダウンロードサイト『レコチョク』にて音源配信が開始された。
既存のロックやポップスにはないグルーヴとパワーに溢れた彼らのサウンドにご興味をお持ちの方は、チェックしてみてはいかがだろうか。
G.R.B.P. mocidade vagabundaバー・バハカォン・ダ・モシダーヂレコチョク