声優・小林ゆうもコーラスで参加
1998年に一旦活動を凍結させ、2006年にまさかの大復活を遂げた
筋肉少女帯のニューアルバム
『蔦からまるQの惑星』が、たまらなくカッコいい。
水野美紀&楠野一郎による演劇ユニット「プロペラ犬」の
エンゲキロック『アウェーインザライフ』との
コラボアルバムとなる
『蔦からまるQの惑星』は、筋少とエンゲキ
『アウェーインザライフ』との共通点である
“アウェー”がテーマになった作品である。
メンバー全員が40過ぎのロックバンド筋少こと
『筋肉少女帯』は、80年代後半から90年代にかけて大活躍したバンドで、名前を聞いて懐かしいと思うアラサー、アラフォーも多いのではないだろうか。ボーカル大槻ケンヂの独特の歌声や、ベースの内田雄一郎、ギターの橘高文彦、本城聡章の素晴らしいサウンドで大人気だったのが、98年に活動休止してしまい、悲しみにくれたというファンも多く、06年に復活した歳には嬉しさのあまり涙したファンが大勢いたのである。
奇跡の大復活から早4年。このまま筋少を続けてくれるのか、それともまた凍結なんてことにはなりはしないかと不安になっていたのだが、今回の再結成後3枚目となるアルバムのリリースでそんな心配も吹っ飛んでしまった。40歳をとうに過ぎているとは思えないほどのパワフルなサウンドに酔いしれること間違いなしである。ライヴ活動やイベントを精力的に行い、歳を重ねるごとに、サウンドもヴィジュアルもドンドン深みを増し、カッコ良さが倍増していく筋少の今後の活躍に期待したい。
蔦からまるQの惑星