『SONGS』にクラプトンが出演
NHKの音楽番組、『SONGS』にエリック・クラプトンが登場した。1985年のライヴ・エイドで演奏された“Layla”の古い映像から始まり、インタビューを交えながら番組は進んでいく。ヤードバーズに在籍したものの、ブルースから離れていくバンドに魅力を感じなくなり脱退する経緯や、クリーム時代のエピソードを本人が語る。
ジョージ・ハリスンに誘われてビートルズとレコーディングした時の模様や、麻薬中毒やアルコール依存症に悩まされていた時期のことなど、クラプトンの人間臭い部分が番組でクローズアップされる。彼の代表曲である“Tears In Heaven”が生まれるきっかけとなった息子の死のことは、誰もが知る有名な話だ。そのことについても番組で触れている。
(画像はWARNER MUSIC JAPAN公式サイトより)
ルーツから変化したサウンド
彼らのおかげで仕事の状況が一変した、とB.B.KINGが語っているように、ブルースの普及に多大な貢献をしたクラプトン。バンド時代はよりルーツに近い情熱的なブルースを演奏していた印象があるが、“Tears In Heaven”以降は、アダルトな雰囲気のサウンドに移行していった。番組の最後に流れた“Change The World”は、それが顕著に表れている。
10月5日が初回放送で、再放送は10月12日。見逃した方は要チェックだ。
(松本 良太)
WARNER MUSIC JAPAN公式サイト