スピッツ、レア・トラックとカヴァーを集めたアルバムの発売が決定

2011年2月1日、スピッツのアルバム発売が決定した。タイトルは、『おるたな』。このアルバムには、既出のカヴァー曲やシングルのB面曲に加え、フジテレビのドラマ「僕とスターの99日」の主題歌となっている“タイム・トラベル”や、花＊花の“さよなら大好きな人”、初恋の嵐の“初恋に捧ぐ”など、新たにカヴァー曲を追加。オリジナル・アルバムとは別角度で楽しめる内容となっている。


（画像はSPITZ OFFICIAL WEB SITEより）

他のカヴァー曲は、奥田民生の“さすらい”、荒井由実の“14番目の月”、はっぴいえんどの“12月の雨の日”が収録予定。他にも“三日月ロック　その3”や“シャララ”なども収録される模様。なお、この『おるたな』は1999年の『花鳥風月』や2004年の『色色衣』と同様、スペシャル・アルバムとしては3作品目となる。


スピッツは、2011年12月21日に映像作品として『とげまる20102011』をリリースしたばかり。こちらは2010年6月23日に神奈川県民ホールで行われたSPITZ JAMBOREE TOURのライヴ映像と、2011年7月3日にさいたまスーパーアリーナで行われたSPITZ JAMBOREE TOUR 2011 “とげまリーナ”のライヴの模様が収録されている。収録曲は『とげまる』の曲と過去の曲がバランスよく並べられており、こちらもファンにとってはぜひチェックしておきたい作品だ。


（画像はSPITZ OFFICIAL WEB SITEより）


バンドとしては中堅からヴェテランの域に達しようとしており、今が一番脂の乗っている状態だ。今もなお進化を続けようとするあくなき向上心は、若いバンドの良いお手本だ。彼らが長年第一線で活躍している要因は何なのか、その答えが『おるたな』なのかもしれない。

（松本　良太）




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