福岡出身のバンド、HOLIDAYS OF SEVENTEEN。疾走感溢れる曲では縦ノリの心地よさを提供し、ミドルテンポの曲では落ち着いた雰囲気を演出することもできる。全ての曲に共通しているのは、美しいメロディーだ。それは彼らの生命線であり、真骨頂でもある。
(画像はHOLIDAYS OF SEVENTEEN OFFICIAL WEBSITEより)
器用さを最大限に生かすメロディーの存在
2008年にファースト・アルバム『YEAH』をリリースし、2010年にミニ・アルバム『Johnan City Boyz』、2011年にはセカンド・アルバム『Let There Be Pop』を発表した。アルバムを作るたびに、バンド・サウンドとメロディーに磨きをかけ、その進化の証を音源に詰め込んでいる。メロディーを引き立たせるためのアレンジを施した曲や、バンド・サウンドを主張するために、メロディーを歯車の一部として控えめに据えた曲もある。グッド・メロディーという揺るぎない武器があるからこそ、それを軸にしてあらゆる攻め方ができる。非常に器用なバンドだ。