1982年に「Come On Eileen(カモン・アイリーン)」が世界的にヒットしたイギリスのバンド、Dexys Midnight Runners(デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)。同バンドがシンプルに『デキシーズ』と改名して、何と27年ぶりにフルアルバムをリリースする
世界的ヒット曲「カモン・アイリーン」
大ヒット曲「Come On Eileen(カモン・アイリーン)」といえば、『Save Ferris』や日本のパンクバンド『cokehead hipsters』によるカバーバージョンを耳にした事のある人も多いと思う。そのオリジナルがケヴィン・ローランド率いるデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズだ。
1982年のヒット「「Come On Eileen」
彼らはイギリス・バーミンガムから1980年にデビュー。1stアルバム「Searching for the Young Soul Rebels(若き魂の反逆児を求めて)」は、ホーンセクション全開のソウルフルで熱いモッズナンバーが詰まっており、名盤として語り継がれている。そして2ndアルバム「Too-Rye-Ay」では、フィドルやバジョーを取り入れてトラッド色を強めたサウンドにシフトチェンジ。このアルバムの先行シングルとしてアメリカでも大ヒットしたのが先述のカモン・アイリーンという曲である。
1stアルバム「Searching for the Young Soul Rebels」 (画像はAmazon.co.jpより)
それが、ここにきてデキシーズとして復活。6月12日にアルバム『One Day I'm Going To Soar(ワン・デイ・アイム・ゴーイング・トゥ・ソア)』をリリースする。元スタイル・カウンシルのミック・タルボットも参加しているこの作品は、さすがにかつてのような熱さや勢いは薄れたものの、ソウルミュージックをベースに、じっくり聴かせる味わい深い仕上がりとなっている。