
坂本慎太郎流ソウルミュージック
ゆらゆら帝国解散後、昨年、正式にソロアーティストとして活動を始めた坂本慎太郎。ソロデビューアルバム『幻とのつきあい方』は、ゆらゆら帝国のラストアルバム『空洞です』に漂っていた“虚脱感”や“絶望感”を継承しつつも、サックスやコンガを取り入れた温かみと柔らかさのあるサウンドプロダクションで、坂本流ニューソウルとも言うべき新境地を見せた作品である。NYの新レーベルOther Music Recordings Co.
ファンおよび、評論家などからも高い評価を得ていたこのアルバムが、ニューヨークのレコードショップ、Other Musicが今月24日にスタートさせるレーベルOther Music Recordings Co.からリリースされる運びとなった。
同アルバムには、「痛みや悲しみを受け止めながら、このロクでもない現実世界と折り合いをつけていくしかない」という、絶望しつつも前へ進もうとする、ゆらゆら帝国時代からの坂本の一環したテーマが貫かれており、その詞の世界が向こうのリスナーに伝わるのかどうかは疑問である。しかし、この空虚感と浮遊感に満ちた奇妙なポップミュージックは、ニューヨーク周辺の耳の肥えたリスナーの耳も十分引きつけるのではないだろうか。
外部リンク
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