
ハイチ大地震の被災者救済プログラムを通じ、ミュージシャンによる音楽を通してのチャリティ支援に注目が集まっている昨今。
しかし、AC/DCのブライアン・ジョンソンのように「ファンに募金を要求するのではなく自らが行うべきで、宣伝行為に利用すべきではない」といった、チャリティのあり方を問う声が同時に上がっているのもまた事実だ。そして目を向けるべき場所もまた、世界には未だ多く存在している。
国境なき医師団との共同プロジェクト
本業のミュージシャンとしての活動以外にも俳優としても知られるスウェーデンのジャズ・トロンボーン奏者、ニルス・ラングレン。彼が結成した「ニルス・ラングレン・ファンク・ユニット」がリリースする最新アルバム「ファンク・フォー・ライフ」は、ケニアの首都ナイロビのスラム街に置かれた、“国境なき医師団”との共同プロジェクトとなっている。
これはアルバムが1枚売れるごとに、1ユーロの印税が“国境なき医師団”の運営する「ザ・ファンク・ユニット」に寄付されるというシステムになっており、まさにアルバム・タイトルが示すとおりの“チャリティ”と言えよう。
「音楽を通して人々の生活を幸せなものにする」というニルスの願いの込められたこのアルバムは、3月24日発売。音楽に込められた思いを、あなたにも感じ取って頂きたい。
NILS LANDGREN official site(英語)YAMAHA アーティストサイトディスク・ユニオン