
音楽プロデューサーとして活躍する傍ら、coccoのプロデューサーとしても有名な根岸孝旨と「Dr.StrangeLove」というバンドでも活躍中の長田進と、2ndアルバム「Lifetime」でオリコンランキング3位を記録し、その後も楽曲のタイアップなどで活躍を見せるGRAPEVINEがコラボレーションした、"長田進withGRAPEVINE"名義で、2010年6月16日にアルバム「MALPASO」を発売する。
<写真は「MALPASO」ジャケット>
このアルバムに、奥田民生が楽曲を書き下ろし、提供することが判明した。長田は「民生バンド」といわれる、奥田民生がツアーを行うときのサポートメンバーとして、長年奥田のライブ活動のサポートを行ってきた。現在ツアーバンドのメンバーは変わっているが、長田との交流の深い奥田がこの企画のために一肌脱ぐこととなった。
アルバム「MALPASO」は2枚組となっており、DISC1には、長田とGRAPEVINEが楽曲を提供したバンドサウンドでの音源が7曲収録されており、DISC2には、DISC1の中から長田がセレクトした3曲を、弾き語り形式で収録している。
奥田の書き下ろし曲「俺の事」が収録されるのはDISC2となり、奥田の曲はバンド形式での収録となる。
奥田が言うことには、以前アメリカに行ったときに、長さん(奥田が長田を呼ぶときのあだ名)に似合う風景があり、その風景からイメージして作った楽曲とのことで、奥田の長田像もテイストとして含まれている聞き所のありそうな曲だと思われる。
レコーディングの際は、長田はもちろん、GRAPEVINEのギタリスト西川弘剛と、GRAPEVINEではボーカル&ギターを担当、"長田進withGRAPEVINE"ではギターを担当している田中和将、そして奥田が揃い踏みし、どのフレーズを採用するか、という話し合いをしながらレコーディングを進めていったということなので、豪華ギタリストの夢の競演である曲が聞けそうである。
この「MALPASO」では、GRAPEVINEはあくまでバックバンドに徹しており、長田進がメインとなっているアルバム。独特の世界観を持っているため、長田の作る楽曲には熱狂的なファンもいるほど。
「JAPAN JAM」では既に「MALPASO」の楽曲を披露しており、ファンの間では好評を得ている。
GRAPEVINEファンには少し物足りないかもしれないが、これを機に、「アーティスト長田進」にも触れて頂きたいと思う。
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