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2024年04月30日(火)
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【オトれぽ】ライブレポートNo.20  Noel Gallagher’s High Flying Birds

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【オトれぽ】ライブレポートNo.20  Noel Gallagher’s High Flying Birds

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Noel Gallagher’s High Flying Birds @ 日本武道館

オアシスノエル・ギャラガーによるソロ・プロジェクト、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ。今年1月待望の来日公演を果たしたばかりだが、その東京公演で発表されたのが、5月23日(水)日本武道館公演を含む東名阪ジャパンツアーの開催であった。

そして、遂に公演日を迎えたこの日、いつもの事だが数日前から、気持ちが高ぶってよく眠れなかった。しかし、早めに日本武道館がある九段下へと向かう。前日の大雨がウソのような快晴!太陽の日射しに真夏の到来を感じた。そのため、日本武道館到着後、早々にグッズを購入し、暑さを凌ぐため、最寄りのカフェに駆け込む。

購入したグッズを確認しながら、時間を潰し17時半頃、太陽が隠れ曇り空になったのを見計い、再び武道館へと向かった。会場に到着すると、武道館の約半分をぐるりと囲むように大勢のファンが集結!少し肌寒くなってきたところで、開場時間を迎え、続々とファンが会場内へ入場していく。

ノエル・ギャラガー

(画像提供:Sony Music Japan International/photo by Mitch Ikeda)

筆者も会場内へ入場し、自身の座席からステージを確認。少し斜めからの角度だが、ステージも見やすい場所だ。久しぶりに訪れた武道館の規模の大きさを感じながら、辺りを見渡すと、観賞しにくい座席まで用意され、ステージを360度囲んでいた。次第に座席もオーディエンスで埋め尽くされていき、周囲から、熱い期待感が伝わり始めてきた。

ようやく、開演時間15分ほど過ぎた頃、会場内の照明が落とされ、オーディエンスが大歓声とともに全員総立ち!ステージにノエル・ギャラガーと、メンバーが登場!一斉に興奮の渦に包まれながら、冒頭を飾ったのは「(It's Good) To Be Free」だ。少し機材トラブルもあったが、ノエルが微笑みながらそのまま歌い上げる姿に、オーディエンスから、笑みがこぼれ、同時に大きな拍手が沸き起こる。ノエルの力強くて優しい歌声が会場内に響き渡る。

そして「Mucky Fingers 」から「Everybody's on the Run」と続けて演奏されたのだが、大歓声も、拍手も1万人いるのだから、凄まじい勢いだ。ただ、前回と違ったところが、オーディエンスが、この辺までノエルの歌声を噛みしめるように聴いていということだ。個人的には「みんな…まだ歌わないの…?」と少し心配になったが、今年1月の来日公演のチケットは、瞬く間に即完売してしまったのだ。前回の公演で、チケットを確保出来なかったオーディエンスも大勢いたはずだ。ノエルの生の歌声をじっくりと、心に焼きつけておきたいという熱い思いが感じ取れた。

しかし、次の楽曲「Dream On」の演奏が始まると、大歓声とともに、徐々に周りから歌声が聞こえ始める。サビの部分では、会場内のテンションも急上昇!刻むようなギターサウンドと、ノエルの哀愁漂う歌声と、美しいピアノ音が重なり、ノエルの世界観に一瞬で引き込まれてしまう。その流れのまま「If I Had a Gun...」「The Good Rebel」など、最新アルバムに収録された楽曲を中心に演奏が進められた。会場中から「ノエル~!ノエル~!」とノエルコールが鳴り止まない。

ノエル・ギャラガー

(画像提供:Sony Music Japan International/photo by Mitch Ikeda)

続く、ハードなサイケロックナンバー「Freaky Teeth」では、勇ましいドラム音と、ノエルの骨太ロック炸裂な歌声に痺れてしまった。すると、ノエル「次の曲を今日ここに来てくれている俺の親友のアラン・マッギーに捧げるよ。」と伝え、「Supersonic」のアコースティック・バージョンの演奏が始まる。会場内に大歓声とオーディエンスの歌声が広がって、スローテンポで、しっとりと歌い上げるノエルに、ますます魅了されていく。

ライブ後半、最新アルバム収録のダンス・ロックナンバー「AKA... What a Life!」の演奏がスタート!再び、会場から大歓声が沸き上がる。そこに流動するように、歪みをきかせたギターサウンドに陶酔し、その後、ノエルがメンバー紹介をし、「Talk Tonight」の演奏が流れ出す。前回と少しアレンジを変えたようにも感じたが、切なくて情熱的なノエルの歌声に引き込まれ、「Soldier Boys and Jesus Freaks」「Half The World Away」などが披露された。ラストは「(Stranded On) The Wrong Beach」を演奏して、一旦ステージを降りていくノエルとメンバー。もちろん、これで終わるはずもなく、オーディエンスから、アンコールを煽る手拍子が沸き上がる。さすがに1万人もいると、迫力溢れる手拍子に圧倒されてしまった。

しばらくして、ノエルとメンバーが、再びステージに登場!大歓声と拍手が渦巻く中、「Let the Lord Shine a Light on Me」の楽曲を披露した後、怒涛の名曲ラッシュが始まる。「Whatever」から「Little By Little」。そして、ラストは「Don't Look Back In Anger」を、会場にいたオーディエンス1万人で大合唱!この楽曲が持つ不思議なパワーに酔いしれながら、感動と感激の感情が同時に込み上げ、歌わずにはいられなかった。武道館全体が、より一層、一体感溢れる空間を作り上げ、ラスト曲が終了!1万人の大歓声と拍手に送られ、ノエルがメンバーと共にステージを去っていった。やはり、ノエルが生み出す音楽は、何度聴いても色褪せない。長く続く余韻を味わえた至福の時間であった。

(成田 早那)

Noel Gallagher’s High Flying Birds @ 日本武道館 2012/05/23(水)

-セットリスト-

1. (It's Good) To Be Free
2. Mucky Fingers
3. Everybody's on the Run
4. Dream On
5. If I Had a Gun...
6. The Good Rebel
7. The Death of You and Me
8. Freaky Teeth
9. Supersonic
10. (I Wanna Live in a Dream in My) Record Machine
11. AKA... What a Life!
12. Talk Tonight
13. Soldier Boys and Jesus Freaks
14. AKA... Broken Arrow
15. Half The World Away
16. (Stranded On) The Wrong Beach

---アンコール---

17. Let the Lord Shine a Light on Me
18. Whatever
19. Little By Little
20. Don't Look Back In Anger

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ、フジロック2日目のヘッドライナーに決定!


ノエル・ギャラガー

(画像はFUJI ROCK FESTIVAL'12公式HPより)

FUJI ROCK FESTIVAL'12

期間:2012年7月27日(金)28日(土)29日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場:9:00 / 開演 11:00
終演:23:00 (予定)

<チケット>
一般発売:5月19日(土)~
3日通し券 / ¥42,800(税込)
1日券(各日限定10,000枚)/ ¥17,800(税込)

<ラインナップ>

【7月27日】
THE STONE ROSES/ARAAB MUZIK/THE BACK HORN
BEADY EYE/The Birthday/BOOM BOOM SATELLITES
Caravan/チャットモンチー/COBRA
DJANGO DJANGO/ED SHEERAN/ELECTRIC GUEST
eli walks/ERNEST RANGLIN
FACTORY FLOOR/THE FIELD
GOSSIP/GOTH-TRAD/HEY-SMITH
HIROMI THE TRIO PROJECT featuring Anthony Jackson&Simon Phillips
ハンバートハンバート×COOL WISE MAN
JAMES BLAKE/DJ KENTARO
THE KOOKS/LOS LONELY BOYS
MIMI MAURA feat. 石川道久セッション
MORITZ VON OSWALD TRIO/mouse on the keys
OCEAN COLOUR SCENE/OWL CITY
THA BLUE HERB/THIRD COAST KINGS
THE TROJANS/TWENTY ONE PILOTS
and more

【7月28日】
Noel Gallagher’s High Flying Birds
ACIDMAN/AGORIA/ANTHONY JOSEPH&THE SPASM BAND
ASPARAGUS/BUDDY GUY/BUSY P
CARIBOU/CHE SUDAKA/THE D.O.T.
電気グルーヴ/ELVIN BISHOP/FRONTIER BACKYARD
THE HEARTBREAKS/星野 源/伊藤ふみお
JUSTICE/完熟トリオ(小坂忠、鈴木茂、中野督夫)
KID MASSIVE/麗蘭/LINDIGO
MONO/MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO
MY BEST FIEND/OL Killer
ONDA VAGA/PURITY RING
RAY DAVIES&BAND/ROVO
SAKANACTION/SEUN KUTI&EGYPT 80
SPECIAL OTHERS/THE SPECIALS
SPIRITUALIZED/STEVE KIMOCK
SWISS LIPS/TOOTS AND THE MAYTALS
and more

【7月29日】
RADIOHEAD/A 100% SOLARS
a flood of circle/ALT-J
ANNIE MAC/AT THE DRIVE-IN
cero(「rookie a go-go」selected)
CHTHONIC/THE DIRTY DOZEN BRASS BAND
DUMPSTAPHUNK/ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS
EXPLOSIONS IN THE SKY/FUCKED UP
GALACTIC with Special Guests Corey Glover (of Living Colour), and Corey Henry(Rebirth Brass Band)
ゴジラ・放射能・ヒカシュー
group_inou/HOWLER/IDJUT BOYS
井上陽水/JACK WHITE/JAMES IHA
加藤登紀子/奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
locofrank/LOSTAGE/M.WARD
MICHAEL KIWANUKA/MOP OF HEAD
NEW COOL COLLECTIVE/OCEAN COLOUR SCENE
ORQUESTA LIBRE with おおはた雄一
quasimode/REFUSED/渋さ知らズオーケストラ
THE SHINS/YAEL NAIM
and more


外部リンク


「Noel Gallagher’s High Flying Birds公式HP」


「FUJI ROCK FESTIVAL’12」

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