
2012年12月に公開が予定されている、映画『グッモーエビアン!』。パンク・バンド時代はギタリストをしていたシングル・マザー役を麻生久美子が、バンド時代のヴォーカルを務めていた父親役を大泉洋が演じる。『グッモーエビアン!』は2006年に愛知県在住の作家、吉川トリコが発表した同タイトルの小説が原作。
(画像は映画『グッモーエビアン』オフィシャルサイトより)
この映画がきっかけで、初めてギターを手にした麻生は、約1ヵ月間ギターを猛特訓したそう。ギターを練習する時に、誰もが通る難関がある。それは、ギターを弾きながら歌うこと。初めからうまく弾ける人は別として、普通はヴォーカルとギターどちらかに意識が傾き、意識が薄い方が突っ込んだり遅れたりする。麻生もその難関に悩まされたようだ。映画では、大泉がヴォーカル、麻生がギターを務める演奏シーンもあるということで、壁を乗り越えたかどうか、スクリーンで確認したいところだ。
脇を固める俳優陣は、小池栄子、土屋アンナ、塚地武雅のほかに、SNAIL RAMPの竹村哲やSHAKALABBITSのMAHなど、プロのミュージシャンも出演している。音楽映画の見所は、音や演奏に対しどのくらい深くリアリティを追求しているか、というところ。ぜひとも音楽ファンをうならせる追求を見せて欲しいものだ。
(松本 良太)
映画『グッモーエビアン』オフィシャルサイト