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2024年04月25日(木)
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【オトれぽ】ライブレポートNo.23 FUJI ROCK FESTIVAL’12①

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【オトれぽ】ライブレポートNo.23 FUJI ROCK FESTIVAL’12①

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7月27日(金)FUJI ROCK FESTIVAL’12

日本を代表する野外ロック・フェスティバル、フジロック・フェスティバル’12が、7月27日(金)、28日(土)、29日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて3日間開催!今年は、15年ぶりに再結成を発表したザ・ストーン・ローゼズが初日のヘッド・ライナーを務め、ビーディ・アイノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの元オアシス兄弟や、レディオヘッドなど、豪華なラインナップが勢ぞろい!まずは、初日、7月27日(土)のライブレポートをお届け!

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

7月27日(金)の早朝、3日分の荷物をのせたキャリーカートを引きながら、始発の電車に乗って苗場へ到着!リストバンドの受け取りと荷物を預けてから、会場へ向かった。

開催日初日は、イースト・ロンドンを拠点に活躍する男性4人組、ジャンゴ・ジャンゴのステージを観賞するためWHITE STAGEへ移動。灼熱の太陽が容赦なく降り注ぐ中、ステージにジャンゴ・ジャンゴのメンバーである、ヴィンセント(Vo)、ジミー(Be)、デイヴ(Dr)、トミー(Synch)の4人全員がお揃いの姿で現れると、「Introduction」の演奏が流れだし、個性的なエレクトロサウンドに独特な浮遊感を覚えた。さらに「Storm」という楽曲では、牧歌的でビーチボーイズを連想させるが、不思議と古さもなく、ヘンテコな打楽器の音と特徴的なリズムも加わり、思わず手拍子をしながら自然と体がリズムに揺られてしまった。

続く「Firewater」では、太鼓のズンドコ、ズンドコというリズムと、そこにスペイシーなエレクトロサウンドも絡み合い高揚感を誘発させていた。ライブ後半「Default」の演奏が始まると、オーディエンスから歓声が沸き起こり、美しいコーラスにとてつもない爽快感を感じた。新人バンドではあるが、演奏技術が異常に上手かったという印象も受け、これからも注目していきたいバンドである事を確認するのであった。

ジャンゴ・ジャンゴのステージも終わって、タイム・テーブルを確認しながら、17時頃、GREEN STAGEの最前列付近へ移動!17時30分から始まる、ブンブンサテライツの開演を待ちながら、ヘッド・ライナーまで、ここで過ごすことに決める。

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

しばらくして、遂にブンブンサテライツのステージが開始!メンバーの中野(Ba/Gt/Pro)と川島(Vo/Gt)、サポートドラマーの福田が登場。静寂にサウンドが流れ始め、オーディエンスからもメンバーを煽る歓声が沸き起こっていた。ライブ冒頭の楽曲は、7月18日に配信限定でリリースされた新曲「ANOTHER PERFECT DAY」だ。じわじわと恍惚感を覚えるようなエレクトロサウンドと鮮明な川島の歌声に陶酔していく。そして「MOMENT I COUNT」の演奏が始まったと同時に、一斉にオーディエンスが弾けだすように踊り出した。

実は、いつもより控えめに観賞するはずだったが、「BACK ON MY FEET」の演奏が流れ、挑戦的なビートと歪みを利かせたギター。そこに絶妙なバランス感覚のドラム・サウンドが見事に重なり、ますます熱狂の渦に引き込まれていた。特に「KICK IT OUT」の演奏がスタートすると、オーディエンスのテンションが激しくヒートアップ!より一層の盛り上がりをみせステージが終了した。今回のタイム・テーブルでは、UKロック勢の前のステージを飾る形となったが、悠然と日本産ロックの実力を見せてくれた。

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

続いて、元オアシスリアム・ギャラガー率いる、ビーディ・アイのステージだ。2日目のヘッド・ライナーは、兄であるノエル・ギャラガーのステージも控えているが、兄弟揃って共演があるかもしれないという淡い期待も感じていた。

この苗場でオアシスの楽曲を披露した場合、約3年ぶりにリアムの歌声でオアシスの楽曲を聴けることになる。熱い期待が込み上げてきたところで、リアム率いるビーディ・アイのメンバーが登場!フロントマンのリアムは、長袖のジャケットに、自身のファッションブランド、プリティー・グリーンのTシャツとデニム姿であった。

地響きのような大歓声に包まれながら、ライブ1曲目は「Four Letter Word」でスタート!ステージ上のリアムは、相変わらず圧倒的な存在感で、いつものスタイルと手に白いタオルを持ちながら歌い上げる。続いて「Beatles And Stones」「Bring The Light」を披露したが、リアムの歌声が少し気になり始めた。バンドの演奏に問題はないが、リアムの歌声が本調子ではないのだ。

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

若干の不安を感じながらも、新曲「Worlds Not Set」を挟み、オアシスの代表曲「Rock 'n' Roll Star」が演奏された。イントロが聴こえた瞬間、場内のテンションが炸裂!大歓声と大合唱で覆われていった。約3年ぶりにリアムの歌声で、オアシスの楽曲が披露され、なんとも感慨深い想いが溢れ出した。ようやく、リアムの歌声の調子が戻り始め、「The Morning Son」をしっとりと逞しく歌い上げる姿に魅了される。その後、オアシスの名曲「Morning Glory」を披露すると、再び、大歓声→拍手→大合唱へと繋がっていった。

まさかの「Morning Glory」に少し驚いたが、やはりリアムには、もっとオアシスの楽曲を歌い続けて欲しいと強く感じた瞬間でもあった。ラストは「Sons Of The Stage」を野太い歌声で歌い上げ、メンバーと共にステージから去っていった。ノエルとの共演は、すぐ叶わないにしても、リアムオアシスの楽曲を歌ったのは事実だ。いつか、また兄弟が同じステージに立つその時まで、彼等を見届けようと強く心に誓うのであった。

さて、次は、ヘッド・ライナーのザ・ストーン・ローゼズGREEN STAGEにいて3時間以上が経過し、開演10分前程になった頃、オーディエンスから、彼等の登場を煽る歓声が上がり始め、ステージを見つめていると、最前列の柵の前をある人物が通過した。

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

周囲から、「リアム!」という声が上がった。その声につられ、後ろを振り返ると間違いなくリアム・ギャラガー本人であった。リアムが目の前を通過して、数分後、ステージにザ・ストーン・ローゼズのメンバーである、イアン・ブラウン(Vo)、ジョン・スクワイア(Gt)、レニ(Dr)、マニ(Ba)が登場!15年ぶりの再結成とはいえ、とてつもないオーラが放たれていた。

雄叫びのような大歓声と拍手に包まれながら、「I Wanna Be Adored」の演奏が始まった。早くも1曲目から、イアン・ブラウンの歌唱力に安定感を感じ取り、そこに美しすぎるジョン・スクワイアのギターの音色とレニのドラミングが重なり合って、胸の高鳴りが止まらない。

その後、「(Song For My) Sugar Spun Sister」の辺りで、またリアムが目の前を通過!ざわつき出した周囲にリアムも慣れた様子で、ステージ裏へと戻っていったが、数分後、再び登場したリアム。思わず両手でリアムの手を掴んでしまった。先程と変わらぬ様子で、堂々と場内の中心部へ向かっていくリアムであった。

フジロックフェスティバル12

(画像提供:FRF'12事務局/photo by Masanori Nasuse)

リアムが目の前を通過した後、名曲「Sally Cinnamon」が流れだし、ここでも大合唱の歌声が響き渡る。もう、現実なのか夢なのか区別がつかない状態だった。色々な想いが走馬灯のような駆けめぐる中、リアルタイムで、彼等のライブを堪能出来なかった者にとっては、多少なりともUKロックという概念にやっと近づけたような気持ちなった。

そして、「Waterfall」「Love Spreads」などの怒涛の名曲を連発したところで、ラスト曲「I Am The Resurrection」では、さらに場内から力強い大合唱が沸き起こっていた。その途中、イアンがブルースリーのフィギアを持ち出し、その様子がバックスクリーンに映し出され、オーディエンスの笑いを誘う場面もあった。最後にイアンが、持っていたスティックタンバリンをオーディエンスに向かって投下!場内のテンションが最高潮に達したままGREEN STAGEの公演が終了!最前列から、後ろを振り返ると移動する人の群れで大混乱!まだ、この場所に残りたいという気持ちはあったが、明日も続くステージに備え、初日はここで切り上げた。

7月27日(金)FUJI ROCK FESTIVAL’12 @ 新潟県湯沢町 苗場スキー場

☆オフィシャルサイト☆
FUJI ROCK FESTIVAL’12


【記事:オトさがライター・成田 早那】

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