パンク、ヒップ・ホップ、フォークといったあらゆるジャンルのエッジィな部分を抽出したトラックに鋭利なメッセージを乗せる今世紀最大の自意識過剰2人組ユニット。09年にリリースしたデビュー作「Zoo and LENNON」が話題となり、スペシャ列伝やSAKAE SP-RING などに参加。ますます加速していくその音像と、独創的な世界観は今の音楽シーンにおいてどのアーティストとも比較できない存在感を放つ。 (画像・文章はオフィシャルより)
新譜【電子音楽の守護神】から新曲『シエロ•ドライブ10050』のPVがアルバムに先駆け配信された。
『シエロ•ドライブ10050』とはトレントレズナー(NIN)が名盤【The Downward Spiral】を作った一軒家の住所である。その名に恥じないインダストリーな切れ々のディストーションサウンドが楽曲を支配している。塔山忠臣が自らを【電子音楽の守護神】と語るのは決して伊達では無い。それだけの音を体言出来うる知識とセンスを持ち、日々研鑽を重ねているのは、デジタル耳を持つ人ならば一聴すれば解る事である。デジタル音楽はセンスだけでは良いモノが出来ない。コレは間違い無い。実は他ジャンル以上に経験と知識が物を言うジャンルなのである。だからこそ「偽者」は一発で見破られてしまう。塔山忠臣は紛れも無く叩き上げの「本物」である。だからこそ、インダストリアルやEBM、プログレ、ノイズアバンギャルド方面のリスナーにも聴いて欲しいアーティストの1人なのである。因みに【電子音楽の守護神】は、NINの【Pretty Hate Machine】、MINISTRYの【TWITCH】と同じドラムマシンで制作されている。
2013.2.6. OUT! 0.8秒と衝撃。3rd ALBUM【電子音楽の守護神】
(画像はオフィシャルより) 1. DJ x DJ 2. シエロ・ドライブ 10050 3. レイモンド K ハッセル 4. 馬、馬、馬、 5. 鈴木アルビニくん 6. 北緯821閃光、沈む。 7. ストロベリーシンセサイザー 8. ENKAと55拍子 9. Freedom FOREVER.
2月2日にCLUB CITTA川崎で行われたBAYCAMP 201302では、新譜から『シエロ・ドライブ 10050』『レイモンド K ハッセル』『鈴木アルビニくん』『Freedom FOREVER.』の4曲をお披露目。ライヴ開始時から既にダイバー続出の盛り上がりであった。疾走感溢れるデジタルビートやテクノ・クラブ系楽曲だったりと多彩な顔を持つ新曲群は全体的に0.8秒と衝撃。ならではの難解さがありながらも、一見さんが飲み込みやすいよう咀嚼されているといった印象を受ける。MCでは、塔山忠臣のスタッフやメンバーへの細かな心配りが見受けられる一面もあった。それは自らに余裕が出た訳では無く、バンドを背負っている責任感が強くなったゆえなのかもしれない。
【電子音楽の守護神】リリース後も、2月6日京都 MUSEを皮切りに勢力的なライヴ活動を行う0.8秒と衝撃。3月24日には渋谷 AXにてART-SCHOOL主催「KINOSHITA NIGHT 2013」。31日には新木場 STUDIO COASTにて「ボビーフェスティバル VERY BEST OF CHOCKYU 」を。そして4月には【守護神の森たちとZIP弾丸、億。】ツアーと題したワンマン公演を名古屋 CLUB QUATTRO・梅田 CLUB QUATTRO・赤坂 BLITZで行う事が発表されている。その他公演、詳しいライヴスケジュールはオフシャルサイトを参考に。