
エモ/パンクを基盤としながらも、ヴァイオリンとギターのツインリードといった変則的な編成により
ヴァイオリン・ロックを体言してる5人編成のロックバンド
BIGMAMAの5th Album【
君想う、故に我在り】が2013年 3月13日にリリースされた。
BIGMAMA 5th Album【君想う、故に我在り】(画像はオフィシャルより)
2013年 3月13日(水) 発売
品番:RX-070
定価:¥2,940(税抜価格¥2,800)
収録曲
01.awasekagami
02.君想う、故に我在り
03.春は風のように
04.ファンデーション
05.RAINBOW
06.Mr. and Mrs. Balloon
07.Not too late
08.auctioMania
09.ex-extra
10.俯瞰show
11.Jeffrey Campbellのスケートシューズで
12.ライフ・イズ・ミルフィーユ
最低で最高な愛
最低で最高な「愛」を描いているという本作。そのテーマ通りに全10曲全てが「愛」と
金井政人の世界で溢れている。全体的に甘い雰囲気が漂う本作。勿論、スウィーツ的な軽めの甘さでは無い。真剣そのもの、実直なまでの「愛」である。楽曲は以前に比べると音響系の要素を増している印象を受ける。元々クラシックからの影響を多分に含んでいるバンドでもあり、シンフォニック・ロック的な上品さや気品の高さを感じるアプローチも、もはや
BIGMAMAの完成された魅力の一つである。フロントマンである
金井政人の書き出す物語は、しっかりと言葉と向き合い一節一節、愛を持って生み出したであろう自身の哲学を感じさせる。
春は風のように
本作
【君想う、故に我在り】は、人の荒んだ心を優しく潤してくれる純粋な「愛」 例えるならば、視界一杯に広がる緑豊かな草原に佇み、春が運んでくれる甘い風を肌に感じる。そんな美しい風景さえも連想させる様な暖かく爽やかな音楽が詰まっている。まさに春に聴くべき名盤である。きっと、新たな地で新生活を始める何人もの人の心に嫌が応にも生まれてしまう不安や苦労、ストレスさえも癒してくれる事だろう。
説明をする為に言葉を重ねれば重ねる程、薄くなってしまいかねない。どんな言葉を並べても完璧には表現し切れない素晴らしい作品である。各々が【君想う、故に我在り】を聴き、感じ取ったその純粋な気持ちを大切にして欲しい。きっとそれこそが、貴方の持つ本当の「愛」なのだから。
【記事:オトさがライター・江崎】
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