(画像はAmazon.co.jpより)
動画投稿サイトに投稿した作品の総再生回数が2000万回を超えるトップVOCALOIDクリエイター「ハチ」。5月16日に本名の『
米津玄師(ヨネヅケンシ)』名義でアルバム『
diorama(ジオラマ)』をリリースし、ソロアーティストとしてデビューした。
詞、曲、演奏、歌、全て手掛ける
アルバム『diorama』で米津は全ての作詞、作曲、編曲、そして演奏と歌を手掛けているほか、アートワークやミックスも彼の手によるものとなっている。アートワークや詞において独特の世界観をみせながら、収録されている楽曲はどれも非常にポップで、さすがはVOCALOIDで既に大人気を獲得していただけのことはあると納得させられる仕上がりだ。
アルバム『diorama』クロスフェード動画(ダイジェスト)
VOCALOIDクリエイターとして大きな支持を集めていながら、敢えて自身のパーソナリティを公開してのデビューに踏み切った彼。「VOCALOIDキャラクターは見てくれも可愛いし、ポップアイコンとして一流。結局VOCALOIDキャラに依存した形での支持でしかないのでは?という不安が常にあった」と彼は今回のソロデビューの理由を語っている。
音楽だけが社会とつながる唯一の接点
また彼は、「他人とコミュニケーションを取るのが苦手」で、「音楽だけが社会とつながる接点」とのこと。まっとうな社会人として、普通に企業などにも採用されそうな好青年よりも、こうした「音楽を発信する切実な理由」を抱えているアーティストにこそ、筆者は強い魅力を感じるし、若い世代にも共感を持つ者は多いのではないだろうか。
「ハチ・米津玄師」HP米津玄師 ハチ 公式TwitterAmazon.co.jp:米津玄師に関連する商品