7月27日(金)オススメアーティスト<GREEN STAGE>
すでに複数のフェスやイベントが催されているが、日本を代表する野外ロック・フェスティバル、
フジロック・フェスティバル’12が、今年も苗場スキー上にて3日間開催される。開催まで1か月を切り、豪華ラインナップも発表され開催が待ち遠しいところだ。そこで、今回は初日7月27日(金)のオススメ・アーティストをステージ別でご紹介!
(画像提供:FRF'12事務局/photo by Pennie Smith)
まずは、初日のヘッドライナーの
ザ・ストーン・ローゼズ。1983年にマンチェスターで結成。1989年にリリースされた1stアルバム
『The Stone Roses』で一躍脚光を浴び、
ハッピー・マンデーズらと共にマッドチェスタームーブメントの主役となった。2ndアルバム
『Second Coming』発表後、メンバーの脱退などを経て1996年に解散。何度も再結成の噂が上がるが実現することはなかったが、2011年10月18日にロンドンのソーホー・ホテルで行われた記者会見にて再結成のニュースが世界中を駆け巡る。
その場で、2012年6月29日、30日、7月1日(追加公演)にマンチェスターのヒートン・パークでコンサート開催を発表! 10月21日発売されたチケットは、最初の2日分は14分。その後追加公演分の、75000枚X3日間=約22万枚のチケットが68分でSOLD OUT。英ロック史における最速完売記録を作る。そして今年遂に
フジロックへの出演が決定。
ザ・ストーン・ローゼズ再結成のニュースに驚いた人も多いはずだ。解散したバンドに再結成の噂はつきものだ。最初にこのニュースを知った時は、夢のような感覚だった。個人的に、なんとなく
ローゼスは再結成に一番遠いような気がしていた。だから、もうライブも絶対観れないアーティストだと思い込んでいた。なので、まだ心のどこかで信じがたい部分も多少残っていたりするが、当日はしっかりと彼等のステージを目に焼き付け、歴史的瞬間に立ち会いたいと思う。
(画像提供:FRF'12事務局)
続いて、91年イギリスはマンチェスターにて結成された、英国史上
ビートルズ以来の最強ロック・グループ
オアシスのシンガー、
リアム・ギャラガー率いる
ビーディ・アイ。アルバム全7作が全英1位&ワールドワイドで5000万枚以上のセールスを記録するなど数々の歴史を塗り替えてきた
オアシスが、
ノエル・ギャラガー(Gt/Vo)の脱退で惜しまれつつもその軌跡にピリオドをうった。
09年8月以降、
リアムが他オアシス・メンバーと共に心血を注いだデビュー・アルバム
『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』は、オリコン週間ランキング洋楽チャートで1位を記録、
サマーソニック2011にスペシャル・ゲストとして初来日し、同年9月に“全公演ソールドアウト”の初ジャパン・ツアーを決行した。そして2012年、
フジロック・フェスティバル出演のため再来日が決定!日本での
オアシス最後の舞台となった
フジロックに、再び
リアムが立つ!
まさか、今年も
ビーディ・アイに会える日がくるとは思いもせず、ちょっと驚いたが
ローゼスと同じ日というのが、なんだか
リアムらしい。なんでも最近、封印していた
オアシスの楽曲を、
ビーディ・アイのステージで披露した
リアム。2日目は兄の
ノエル・ギャラガーもヘッドライナーで出演が決定している。いろんな妄想が頭の中を駆けめぐるが、
ビーディ・アイのステージも大注目だ!
(画像提供:FRF'12事務局)
お次は、1997年ヨーロッパでデビューした
中野雅之、
川島道行からなるロックユニット、
ブンブンサテライツ。エレクトロニックとロックの要素を取り入れながら新しい未知の音楽を創造し続ける日本屈指のクリエイターである。ヨーロッパでリリースされた12インチシングルをきっかけに、UK音楽誌
「Melody Maker」は
ケミカル・ブラザーズ、
プロディジー以来の衝撃!と報じたことをはじめ、多くのメディアに大絶賛される。
ヨーロッパ大型ロックフェスティバルの出演や、
アンダー・ワールド、
モービーらとの欧米ツアーを経てライブバンドとしても評価を高め、国内のフェスティバルではヘッドライナーを務める。デビューから現在に至るまで映像クリエイターやアーティストに絶大な人気を誇り、楽曲提供やリミックスのオファーが絶えない。これまでに通算7枚のアルバムをリリースし、今年でデビュー15周年を迎える。
今月、6月6日(水)に2年ぶりのニューシングル
「BROKEN MIRROR」をリリースした
ブンブンサテライツ。新曲のPVは
「Scanning Control Live Projection」というシステムを用いて製作された。この製作過程は、
Ustreamで生配信された。もちろん、斬新なPV映像に釘付けになったわけだが、通常では、見られない現場の雰囲気や緊張感がリアルに伝わってきた。大ベテランの域に到達しながらも、常に高い向上心と向き合い続けるアーティストである。
7月27日(金)オススメアーティスト<WHITE STAGE>
(画像提供:FRF'12事務局)
さて、お次は
WHITE STAGEに出演する、オススメアーティストをご紹介!
1988年に北ロンドンで誕生した
ジェイムス・ブレイクは、幼いころからピアノを学びクラシックの基礎を身に着けた後、ゴスペルやティーンエイジャーのときクラブで聴いたグライムやガラージに衝撃を受け作曲をスタート。
ポスト・ダブステップの寵児と騒がれ、革新的な音楽性が各メディアから注目を浴び、
BBC Sound OF 2011に2位に登場。同年にデビューアルバム
『JAMES BLAKE』を発表。繊細なメロディ、規則にとらわれないリズム、複雑なビート、張り詰めた音そして沈黙にソウルを持ったボーカルを融合した独自のサウンドを作り上げ衝撃的なデビューを飾る。
実は、昨年聴いたアルバムの中で、
ジェイムス・ブレイクのデビューアルバムが一番刺激的だった。メロディ、歌声、リズムなど含め、静寂の中に衝撃を漂わせていた作品で無限大の可能性を感じずにはいられなかった。既に昨年、来日公演を果たしているが、都合上、彼のステージを観賞することができず、今回のフジロックの出演は個人的に心待ちにしていたのだが、タイム・テーブルの問題が浮上。しかし、今回
RED MARQUEEの
<PLANET GROOVE>に、DJセットで出演も決定!タイム・テーブルに悩むところではあるが、彼の貴重なステージも必見である。
(画像提供:FRF'12事務局)
続いて、ターンテーブリストであり、サウンドクリエイターである
DJケンタロウ。世界最大のDJバトル
<DMC World Final 2002>において大会史上最高得点というギネスを残し、文字通り圧勝でアジアから初の世界チャンピオンになる。その後、
フジロックをはじめ国内のビッグ・イベントや、海外のフェスティバルなどに積極的に出演し、40日間に渡るソロEUツアーなども敢行した。
2006年4月に
Ninja Tuneとアーティスト契約を交わし、1stソロアルバム
『Enter』を2007年に世界リリースすると、オリコン・インディーズチャート1位、iTunesのダンスチャートではアルバム、シングル共に1位を獲得し、高評価を得る。
2010年は、
Ninja Tuneのレーベル創立20周年を記念したコンピレーションCDに参加。2011年4月には米カリフォルニア州で行われた
コーチェラ・フェスティバルに出演を果たした。現在も地球上をジャンルレスな音楽観と共に飛び回るターンテーブルマエストロ、
DJケンタロウの最新作
『CONTRAST』が6月27日発売された。
今月、約5年ぶりとなる最新作
『CONTRAST』をリリース!世界中を飛びまわり、海外のフェスにも多数の出演経験を持つ、彼のステージも要チェック!
(画像提供:FRF'12事務局)
お次は、常に最先端の音楽を発信し続けている、今お洒落ピープル最注目レーベルの一つ、フランスの
Because Musicからまた新たなグループが登場。早くも英国の音楽誌、
Qマガジン、
MOJO、
NME、
UNCUTに注目されレビューでも高評価!間違いなく今年チェックすべき新人の
ジャンゴ・ジャンゴ。イースト・ロンドンを拠点に活躍する男性4人組。
その中心となるのは、ドラマーでありプロデューサーでもある
David MacLean。エディンバラのアートスクールで出会い、バンドを結成した彼らはロンドンに拠点を移した後、2009年に両A面シングル
「Storm/Love's Dart」をリリース。彼らのエレクトリックでサイケデリック、かつ生楽器のダイナミズムを取り入れたアート・ロック・サウンドは、既にそのシングルから片鱗を窺わせている。そんな彼らが満を持してリリースするデビュー作
『Django Django』は、クリエイティヴィティと実験性、そして新たなサウンドを求めてベッドルームから世界中へ飛び出すだろう。
7月27日(金)オススメアーティスト<RED MARQUEE>
(画像提供:FRF'12事務局)
さて、お次は
RED MARQUEEに出演する、オススメアーティストをご紹介!
UKが生んだ正統派ロック・バンドの雄、圧倒的なエネルギーと抜群のグルーヴを披露する
オーシャン・カラー・シーン。 モッズ精神を継承しつつ、王道ロックのパワーとブリットポップのメロディー感覚、そして何と言ってもこの最高にクールでスタイリッシュなセンス!元
オアシスの
ノエル・ギャラガーや
ポール・ウェラーなどに溺愛されている。UKロックの正当な継承者として、今もなお、若さ溢れるサウンドとエネルギッシュなパフォーマンスに、更に磨きがかかっている。最新作は、2010年に9枚目のアルバムで発売された
『サタデー』。
(画像提供:FRF'12事務局)
続いて、2003年にブライトンの音楽学校で結成した
ザ・クークス。結成後3ヵ月でヴァージン・レコーズと契約。ライヴを続けながらソングライティングを磨く。2006年、デビュー・アルバム
『INSIDE IN / INSIDE OUT』をリリース。UKでは
アークティック・モンキーズの大成功を収めた1stアルバムと同日リリースだったため、セールスを含め比較の対象にされがちだったが、最終的には
『Whatever People Say~』に匹敵する約190万枚の売り上げを記録。
2008年の2nd
『Konk』は初登場UKチャート1位となり、UK若手を代表するバンドの一つに。
キンクス、
ローリング・ストーンズ、
ブラーなど英国的なソングライティングの伝統を受け継ぎつつ、
ボブ・ディランなどに影響されたフォーキーなロック・アンサンブルが特徴。2011年秋、新境地を開くサード・アルバム
『Junk of the Heart』をリリース。
フォスター・ザ・ピープルとの全米ツアーなど2012年もその活動からは目が離せない。
7月27日(金)オススメアーティスト
<RED MARQUEE/PLANET GROOVE>
(画像提供:FRF'12事務局)
ノルウェーの人気ロック・バンド
120デイズや、
WARPの
バトルス、
トム・ヨークとの交友で注目を集めた
KOMPAKTの注目アーティスト、
フィールド。2007年にリリースされた1stアルバム
『From Here We Go Sublime』が、UKのPITCHFORKで9.0の高評価を獲得し、同年のベストテクノアルバムとして世界中で高い評価を獲得した。
そのサウンドは
KOMPAKTらしいミニマルなビートにメロディアスでオーガニックなシンセ・サウンド、細かくフリップされたボイス・サンプルを多用しテクノ・シーンでも異彩を放つ彼独特のサウンドで世界中の音楽ファンを魅了。2009年に2ndアルバム
『Yesterday&Today』をリリース。
バトルスのドラマー、
ジョン・スタニアーが参加し、前作以上に生楽器を取り入れオーガニックでメロディアスなテクノ・サウンドを展開している。
フィールドのサウンドはアンダーグラウンドなミニマ ル・テクノのサウンドとエクスペリメンタル・ロックの垣根を取り払い、どちらのファンにもアピール出来る新しいテクノ・サウンドを生み出して世界中で注目を集め続ける。2011年10月には待望の3rdアルバム
『Looping State Of Mind』を発表予定。また新プロジェクトをスタートさせ
『AND NEVER ENDING NIGHTS』という最新作もリリースされている。
(画像提供:FRF'12事務局)
IDM/エレクトロニカ×ビート・ミュージック!2011年4月に開催された
SonarSound Tokyoでのサウンド・インスタレーションを皮切りに、
Prefuse73来日公演、
Flying Lotus率いるレーベルの名を冠したショーケース・パーティ
BRAINFEEDER2、オーディオ・ビジュアル・イベント
REPUBLIC、年末カウントダウンの
GOLD PANDA来日公演など、2011年多くのビッグ・イベントに出演。2012年も
Modeselektorや
SNDの来日イベントに出演を果たし、各方面から大きな注目を集める。
初のオリジナル作品となるデビュー作
『parallel』を
、MOTION±から、今年3月にリリースしたばかり。叙情的でアトモスフェリックな旋律と立体的に重なり合う音像。繊細にして大胆、美しくスリリングなエレクトロニック・ダンス・ミュージックを鳴らす、日本発の超大型トラック・メイカーである。
他には、
ORANGE COURTにて、
オールナイトフジMEGA-10も開催決定!フジロック金曜の名物パーティー
“オールナイトフジ”は、今年めでたくも10周年!ジャパニーズ・クラブカルチャーを代表するDJ10組が出演し、1ラウンドをワンセットとして、2組ずつ合計5ラウンドで勝ち負けではない、DJからDJによるサウンド・ストーリーで朝まで躍りあかそう!ちなみに
オールナイトフジMEGA-10には、
DJ KRUSH、
KEN ISHII、
DEXPISTOLS、
Q'HEYなどの出演が決定している。
そして、次回
FUJI ROCK FESTIVAL '12特集②として、7月28日(土)に出演するオススメアーティストをご紹介!なお、フェスの出演者などの詳細については
FUJI ROCK FESTIVAL '12オフィシャルサイトを要チェック!
FUJI ROCK FESTIVAL'12期間:2012年7月27日(金)/ 28日(土)/ 29日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
開場:9:00 / 開演 11:00
終演:23:00 (予定)
オフィシャルサイト:http://www.fujirockfestival.com<チケット>
発売中!
3日通し券 / ¥42,800(税込)
1日券(各日限定10,000枚)/ ¥17,800(税込)<7月27日(金)ラインナップ>GREEN STAGETHE STONE ROSES
BEADY EYE
BOOM BOOM SATELLITES
The Birthday
OWL CITY
ED SHEERAN
THE BACK HORN
WHITE STAGEJAMES BLAKE
DJ KENTARO
GOSSIP
THE VERY BEST
THA BLUE HERB
THIRD COAST KINGS
DJANGO DJANGO
HEY-SMITH
RED MARQUEEOCEAN COLOUR SCENE
THE KOOKS
ELECTRIC GUEST
チャットモンチー
TWENTY ONE PILOTS
フラワーカンパニーズ
COBRA
<PLANET GROOVE>GOTH-TRAD
FACTORY FLOOR
JAMES BLAKE(DJ)
ARAAB MUZIK
THE FIELD
eli walks
FIELD OF HEAVENTOOTS AND THE MAYTALS
LOS LONELY BOYS
ERNEST RANGLIN
Caravan
ハンバートハンバート× COOL WISE MAN
THE TROJANS
ORANGE COURTHIROMI THE TRIO PROJECT featuring Anthony Jackson&Simon Phillips
MORITZ VON OSWALD TRIO
Jah Wobble&Keith Levene - Metal Box In Dub
MIMI MAURA feat. 石川道久セッション
mouse on the keys
オールナイトフジ MEGA-10DJ KRUSH
KEN ISHII
DJ EMMA
DJ NOBU
DEXPISTOLS
DJ AKi&YUUKi MC
!!!KYONO+DJ BAKU!!!
Q'HEY
Ree.K
DJ TSUYOSHI
NEW POWER GEAR Stage / Gypsy Avalonホウリベ ルウ
U-zhaan × mabanua
アトミック・カフェ FRYING DUTCHMAN
アトミック・カフェ トーク【 津田大介・藤波心&かなる 】
iyco(アイコ)
Upendra and friends plus Mr. Sunil and Babu
トンチ
THE PALACE OF WONDERSIM CASS
LINDIGO
DJ SCRATCHY
ONDA VAGA
CUMBIA KID
CHE SUDAKA
LYNVAL GOLDING (THE SPECIALS)
PALACE ARENABIR KHALSA DAL
苗場食堂奇妙礼太郎リトルスイング
SARATOGA
百々和宏とテープエコーズ
苗場音楽突撃隊(池畑潤二、井上富雄、松田文) and Special Guests
DAY DREAMINGmoshimoss
Ametsub(DJ set)
The Beauty
Dorian
Eccy
やけのはら
木道亭Kensington Hillbillys
suzumoku + 航
ONDA VAGA
PYRAMID GARDENLOVE FOR NIPPON (青谷明日香 / 小久保淳平)
阿部芙蓉美
SANDII feat. Aureana Tseu
CAFÉ DE PARIS加藤登紀子
ZAZA FOURNIER
Big Willie's Burlesque presents 'The New Recessionaires'
MIMI MAURA
フジロックオフィシャル・ショッピング・サイトGREENonRED